conosaki (コノサキ)ってどんなブランド?
ランドセル製造として有名な榮伸が立ち上げた、独自ブランドの1つです。
ヘリをなくしたフラットキューブシルエットで、日本の伝統を伝える古風なデザインが特徴です。
ベーシックなデザインでもconosakiらしさを感じるのは、大マチ上部の形状を保つ役割を果たす‘しっかりくん’。
この‘しっかりくん’とカブセの独特なシルエットが、上品さ、レトロな雰囲気とデザイン性を高めてくれています。
技術力が高い会社が、デザインを重視し誕生した経緯があるため、他のブランドでは類を見ない、この先を見据えたスタイリッシュさがあります。
ランドセルライターが語る・conosaki (コノサキ)とは
conosakiのランドセル、わたし、本気で惚れてるんですけど…!さいごのチャンスと末っ子にアピールすべく、ショールームにいったものの直前に見た[くるくるフィット]しか頭になく、まったく見てもらえなかった1年前の思い出が蘇ります…。
まずフラットキューブなのに、まるっこくかわいい印象がない。重厚感を感じるんですよ!
なぜなかその理由を探るべく、縦と横、奥行きのサイズを他社と比較したけれど、まったく同じ。
となると大マチ上部のシルエットか、側面のカーブなステッチライン、ステッチと色の太さなどデザインが影響していそうですけれど、なんでこんなにも惹かれるのかってそこが重要なのです。
榮伸さんにインタビューしたとき、conosakiのウリは品質だとお応えいただきましたが、わたし自身はいやいや、デザインもでしょ?って、ちょっともったいない気がしていました。
ここには製造とデザインを分業されている背景もあるかと思いますが、最近のブランドの中ではずば抜けてデザイン、品質ともに安定している太鼓判ブランドです。
個性的なつむものシリーズがとにかく目立ちますが、じわじわ魅力がただ漏れてくるのが、実はBasicシリーズ。
colorisは数年前にリリースされた新しいデザインで、conosakiのランドセルの構造をまあよくも理解し、ディティールまで丁寧にデザインしたな。と驚いた斬新さがあります。
他のブランドじゃあまり見ないですよ~側面のステッチのデザインを変えたり。
製造も専任で、品質のレベルを保っているのだと、素晴らしい努力だと感じています。
【インタビュー】和テイストが光る注目度No.1ブランドconosakiランドセル
ランドセルの新しいスタイル!?
和テイストが光る注目度NO.1ブランド‘conosaki’/ランドセル
conosakiランドセルのコンセプトは「子どもたちの笑顔のために」一緒に子どもたちの未来の夢を叶えることです。
今回、conosakiランドセルの製造運営元である株式会社榮伸 ダイレクトマーケティング部 堀野 将伸様にconosakiのブランドの魅力をブランドの立ち上げから人気のデザインモデルまで、インタビューをさせていただきました。
栄伸のランドセルの特徴 栄伸ではランドセルとしてFéerie de emailとconosakiの2つのブランドがあります。 OEMで培ったノウハウを活かし、自社ブランドにつなげる会社は多く目立ってきていますが中でも栄伸はミラくるっロックやE-QBU構造、型崩れ防止のしっかりくんなど機能の特...
栄伸のランドセルの特徴 栄伸ではランドセルとしてFéerie de emailとconosakiの2つのブランドがあります。 OEMで培ったノウハウを活かし、自社ブランドにつなげる会社は多く目立ってきていますが中でも栄伸はミラくるっロックやE-QBU構造、型崩れ防止のしっかりくんなど機能の特...
conosakiランドセルの歩みについて
conosakiブランドの歩みについてお聞かせ願いますか?
ランドセル製造メーカー(株)榮伸が新たにエンドユーザー様へと直接商品をお届けをさせて頂くべく立ち上げた新ブランドとなります。
これまでランドセルの製造(OEM)に携わっており、その中で独自の機能(錠やE-QBU構造、しっかりくん)が誕生したのでしょうか?
様々なお客様のご要望やニーズにお応えをしながら機能の開発を常におこなっております
ブランドについて
「品質よく低価格を維持」など、トップのかたの‘これだけは伝えたい’という、強い想いはありますか?(高い実績から培った厳選素材と技術力?)
工場の直営店舗でしかできないオリジナリティある、こだわった素材・物流を実現し、更にシンプルさも表現しています。多品種、小ロット生産に対応をしてきた工場の技術力、生産力、開発力、対応力が強みになります。
デザインが目を惹き目立っていますが、素材と品質へのこだわりも確かだと実感しました。conosakiランドセルにおける、特徴をお願いします。
他では見る事の出来ないデザインや色といったこだわりを強く持ち、商品の開発を行っております。
つむもの、デザイン誕生についてお伺いしてもよろしいでしょうか?
業界で最初にデザイナーとのコラボレーションを実現させ、「和」をテーマに作りあげたシリーズとなります。
構造について
一般的なランドセルと比べ、容量が大きく、重さは軽いように思えます。その理由はヘリを考慮した構造、厳選した素材が大きな理由でしょうか?
ヘリ(ヘリ部の縫いしろ)を無くした「E-QBU構造」を業界でも先駆けて製品へと取り入れてきました。各お取引先様からもおかげ様をもちまして大きなご評価を頂いております。
ランドセルの側面の芯材、イチョウ型のイメージがありますが、conosakiさんの芯材のシルエットはラインごとに異なり、独創的に感じております。
イチョウ型が某工房系でよくつかわれており、conosakiでは独自の商品シルエットを表現するべくシリーズ毎に使い分けをしております。
キューブタイプは耐久性に若干、弱い印象がありますが、6年間の使用は問題ないでしょうか?(負荷テストなどされていますか?)
QBUは弱いという印象がございますが決して学習院型と比較しましても弱いわけではなく、縫製や芯材、補強の仕方による製品仕様の方が大きく起因致します(当製品は補強材、芯材、縫製と6年間の使用に耐えうるものです)。
デザインについて
ヘリやコンビ配色などのデザインが見当たりませんが、こちらは‘デザインのシンプル性’を兼ねた結果でしょうか?
現在の商品構成内にも一部コンビネーションを採用した商品はございます(つむもの鎧)ただ、当ブランドの柱でもありますオーダーランドセルにて存分にコンビネーションを生み出す事が出来ますので他のシリーズは違う側面でのアプローチを試みています。
素材について
デザイン性が非常に高い牛革ですが(特につむものシリーズ)こちらは加工によるものなのでしょうか?
ランドセル用の牛革は表面に塗膜がされておりそのデザインにて見た目が変わってまいります。牛革は自社で生産は行っておらず革の卸メーカーによるリリース商品を使用しております
レザー素材のバリエーションが豊富なように思えますが、いかがでしょうか?(レザーで新色?のミント系は土屋鞄さん程度)
他では手に入らない色味や素材をconosakiでは取り入れるようにしています。今後も多様なニーズにお応えをしていきバリエーションが増えていく事も想定しております。
機能について
conosakiランドセルには便利な自動錠「ミラくるっロック」、肩ベルト下部「スライド機能」、型崩れ防止対策「E-QBU構造」「しっかりくん」などがあります。
conosakiのランドセルには便利な機能が多く実装されています。その理由を伺ってもよろしいでしょうか?
お子さまの立場に立って、堅牢性に加えて、使い勝手が良く、コンパクトに出来上がっております。
人気モデルについて
conosakiランドセルの男の子・女の子で人気のデザインやモデル、conosakiランドセルとしてイチオシのおすすめモデルも伺いました。
全国的に1番人気のあるデザイン(男女)、カラーをおしえてください。
男の子はやはり黒。横浜ランドマーク店においては店舗限定「YOKOHAMA-BLUE」が人気です。女の子はアンティークホワイト、オパールG、フレスコブルーが。レザーではアイスブルー、スプリングミントが人気です。
男の子に人気の黒、全体の何%程度が選ばれていますか?
男の子の約7割のお客様が黒色ベースの商品をご選択されております。
女の子に人気の白、他では(汚れそう)など懸念されるカラーですが、conosakiさんでの大人の反応はいかがでしょうか?
非常に人気が高く好評を頂いております。
個人的な、イチオシのデザイン(男女)を理由を合わせて教えてください。
男の子では今年リリースを致しましたbasieレザー、シャインを含むbasieシリーズがおすすめです。
素材もクラリーノ、レザー、メタリック素材と様々なお好みに合わてお選びを頂く事ができます。
女の子ではつむものシリーズをおすすめいたします。つむものシリーズはこのモデルの為だけに開発をした独創的な日本古来の色を本体色に採用し、「和の伝統美と色彩」を表現しているこだわりを持った商品です。
商品に施した様々なこだわりは6年間の使用でも飽きる事無く、様々なシーンに溶け込み優しく彩るランドセルです。
購入におけるアドバイス・エピソード
conosakiランドセルの購入を検討されている方へのアドバイスや、販売における心に残っているエピソードについて伺いました。
印象に残っているエピソードはありますか?
女の子のお客様で特に多いのですが、お母様とお子様で意見が別れすんなり決まらないといったやり取りを本当に多く拝見しております。
その中でもあまりに悲しかったのかお子様が隠れてしまってお母様のいう事を聞こうとしなかったり、泣き止まず最後まで泣きっぱなしであったりと女の子のお子様は特にこの年齢でも自分の好みや意見を強くお持ちなのだと実感致しました。
親と子、意見がわかれたとき、どのようなアドバイスをされますか?
販売スタッフにより様々ではございますが6年間ご使用になられるのはお子様自身ですのでご自分で納得して選んだランドセルはきっと愛着も倍増する事かと存じますのでとお声をご両親にはお掛け致す事もございます。
オーダーメイドランドセルについて、エピソードをお聞かせください。例えばオーダーされた家庭に確認が必要な、奇抜なデザインがあったときの対処法など気になっております。
男児でどうしても女の子カラーが欲しくて(サックス)、女子用でオーダーされた方がいらっしゃいました。
自宅から距離があり、ショールームへ来られない家族の方に、インターネットで購入するときのアドバイスをお願いします
conosakiでは商品を直接お手に取れないお客様へ、カラーサンプル帳やWEB上での動くカタログのご用意がございます。インスタグラムでは様々な質問にもお答えをしていますので色々な角度からconosakiランドセルを見ていただけたら幸いです。
その他の質問
ショールームには、どのような家族が来店されますか?
ランドセルをお探しのご家族様が基本とはなりますが、おかげ様をもちまして近隣のお客様はもちろんなのですが遠方からのお客様もお越しを頂いており大変嬉しい限りです。
横浜ランドマーク店には限定モデルがありますが、2k540店、大阪にもそれぞれありますか?
現時点では各店舗毎の限定モデルはございませんが今後は各店舗の特色を生かし展開することも視野にはございます。
YouTubeのコンテンツがとても充実していると感じました。ストーリーによるアプローチが上手な理由を伺ってもよろしいでしょうか?
conosakiのブランド立ち上げの頃からSNSには注力していこうと考えていて、日々更新をしていきました。
ブランドと接点を持てるプラットフォームがSNSであると考えているため、お客様の目線にたって親しみのある投稿をすることを意識しています。
YouTubeに関しては、コロナウイルス感染拡大が原因で外出できず、充分にランドセル選びをすることができないお客様が多くいらっしゃいます。
そんなお客様へconosakiのランドセルのことを詳しく発信できるのが動画コンテンツであるため、撮影をしてYouTubeへアップをしています。
インタビューをさせてただいて感じたこと
次世代のランドセルが登場したな!と、驚きと嬉しさを感じたブランド‘conosaki’。
これまでフラットキューブに関してはいまひとつ、物足りなさを感じていましたがconosakiさんのデザインに出会え、その隙間が埋まった完成度の高さを感じています。
特にわたしが注目したのは、‘はじまりを紡ぐ物語’つむものシリーズ。フラットキューブとなると、すっきりとした印象が魅力の1つですが、この魅力をカブセの角のシルエットをシャープにすることでより際立たせているとことがかっこいい。ここのデザインがカブセ周辺のステッチにも効いてきているから、スタイリッシュレベルを更に高めていると感じています。
そしてこのちょっとした隙間から見える型押しが、とにかくにくい!見えないオシャレは子どもには響きづらいデザインだけど、敏感な子は見逃せないポイントだしこの垢抜けさは、成長するにつれより馴染むから、楽しみが増す魅惑なデザインだと。
ラン活において‘conosaki’を検討する場合は、見に行く〈順番〉が決定につながる鍵となりそうです。
conosaki (コノサキ)ランドセルの2024年入学モデル・最新情報
conosakiのランドセルがリリースされてから、colorisリリース以降、新しいシリーズは登場しておらず、その裏でその他のブランド(Feerie-de-emailとEISHINの2つ)はしっかりと確立されているので
今年は整ったラインナップを継続されてる印象です。
わたしの趣味で恐縮ですが…今年のラインナップにおいてはbasieシリーズが気になる!
つむものは半かぶせ、カラーの印象が変わった[華]を見てみようじゃないか!!といったところです。
男の子3人、ラン活を終了して今思うこと。半かぶせは結果、最強なんじゃないかってこと。ここ経験なく、ちょっと後悔してます。
真ん中は機能派ランドセルだったので、カブセに鋲がついているデザインで、まあこれも便利だったわけですが、ふたを開ける負担がね?
半かぶせだとま~すんなりいくって、小1になった息子の支度を見ていたら痛感するわけですよ。
わたしのときは半かぶせ、ちょっと物足りない印象だったのですが
最近のデザインでとても素敵なんじゃない?って。
ということで、男女それぞれのランドセル、紹介します。
男の子向けデザイン:わたしのイチオシ/basie クラリーノ アンティークホワイト
これまでの時代なら、白を選べば派手過ぎてNG!って女の子でも言われていましたが、conosakiの白ってほどよく明度が落ち着いていて、アイボリーに近い色味なんです。
なもんで、アドバイザーのかたに聞いても「白、抵抗なく選ばれますよ?」ってほど人気だったから驚いたのなんのって。
ここに来て色でどうこういわれない自由度は、ここ数年で飛躍的に高まっております。
どうですか?ここで息子に白、の選択。
正直、横浜のショールーム限定のブルーにも惹かれ迷いますが、アンティークホワイトの爽やかさに今年は一票投じます!
しかしちょっと残念なのが、Conosakiの内装、色で性別をなんとなく決めているのかちょっぴり、かわい過ぎる気がする。
ここがネックになってしまうのなら…オーダーメイドもありかも?
女の子向けデザイン:わたしのイチオシ/つむもの 華 月草(つきくさ)
こちらのつむもの華シリーズは以前、カラーがコンビ配色で、素敵なんだけども…色が重すぎてやり過ぎちゃっている感じもしていたシリーズ。
衝撃的なデザインともいえたのだけども高学年の子が選ぶならって、大人っぽい印象でした。
リニューアルされた今年のデザインは、ワンカラーでよりシンプルに。
カラーも素敵なバリエーションでちょっと悩みましたが、1年を通し寒い冬、暗めの色でも映えるブルー月草(つきくさ)をあえて選びました。
カブゼの中央を走るベルトが、類をみない斬新さですね!
レトロを通りこした、趣さを感じるデザインです。
ランドセルの重さに影響するのに、これをあえて採用したデザイン力が素晴らしい。
刺繍も本当に繊細で、うっとししてしまうんですよ。前じめベルトの結びも本当に美しく、これはもう、立派な工芸品です。
こちらで77,000円(税込)って、安くないですか!?
全バージョンと比較しても、そう値上がっておられない…。
正直、8万は超えてくるだろうと、その予想はいい意味で裏切られました。
conosakiランドセルのショールーム情報
以下のショールーム店舗の他、全国各地で展示会を開催していますので、そちらでも実際にランドセルを手にとってご確認いただけます。
展示会情報は conosakiランドセル公式サイトのニュースをご覧ください。
conosaki 2k540店
所在地 | 東京都台東区上野5-9-6 2k540 AKI- OKA ARTISAN C-0 |
営業時間 | 11:00 ~ 19:00 |
定休日 | 毎週水曜日 |
電話番号 | 03-6240-1050 |
アクセス | JR秋葉原駅から徒歩6分 JR御徒町駅から徒歩5分日比谷線「仲御徒町駅」 大江戸線「上野御徒町駅」から徒歩5分 銀座線 末広町駅から徒歩3分 |
駐車場 | 駐車場無し 近隣のコインパーキング利用 |
conosaki 横浜ランドマーク店
所在地 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 ランドマークプラザ 4F |
営業時間 | 11:00 ~ 20:00 |
定休日 | – |
電話番号 | 045-306-5778 |
アクセス | 桜木町駅(JR・市営地下鉄)から徒歩5分 みなとみらい駅(みなとみらい線)から徒歩3分 |
駐車場 | 横浜ランドマークタワー地下駐車場 |
conosaki ⼤阪ショールーム
所在地 | ⼤阪府⼤阪市⻄区靱本町2-2-17 Re-006 #301 |
営業時間 | 11:00 ~ 18:00 |
定休日 | – |
電話番号 | 0120-055-570 |
アクセス | 地下鉄「本町」駅 28番出口 徒歩7分 地下鉄「阿波座」駅 1番出口 徒歩6分 大阪市営バス75系統「靱本町1丁目」 徒歩2分 |
駐車場 | – |
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